山葡萄かご(山ぶどうかご)バッグの選び方(その3価格と品質~つづき)

それではつづきという事で網代編み以外の編み方のかごについて見ていきたいと思います。
網代編みにはいろいろなバリエーションがた~っくさんありますが、どういうわけか、
本当になぜか、オーソドックスな普通のタイプ以外は飽きてしまうのです。
もちろん私の場合は、ですが、それでスタンダード以外は割愛しました。(子供かっ)

花編みの場合

これはあまりくどい説明は必要ありません。
一つ一つの花が小さいほど高価になります。

■中サイズで20万~40万円
■大サイズで40万~80万円(特注になります)

良い物は滅多にお目にかかれないほどです。
見た目が一番大事なのですが、一つ一つの花はどのくらいの大きさかもよく見ましょう。
つまり花が小さいという事は、蔓幅が細い物で編まれているという事なのです。
当たり前の事なのですが、花編みであるという事だけでインパクトがあり、
ぱっと見がものすごく良いので、意識して見ないとつい「のまれて」しまいます。

やはり蔓幅が細く花が小さいと隙間も小さくなります。
そして、これは実際に手に持ってみないとわからない事なのですが、このような花編みの
最高級品になると、取っ手を持って、ちょっと上下に振ってみると・・・
「シュンシュンシュン」という音を出して震えるのです。

コレを言葉で伝えるのは難しいのですが、やってみれば絶対にわかります。
そしてそれはとてもしなやかである事を意味します。なぜかやわらかい感触なのです。
木の皮なのに・・・わたしはこれを体験したとき、とても感動しました。

くるみの花編みでは何度かこのような作品に遭う事がありましたが、山葡萄では最高級の
40万円クラスの物だけでした。てっきりくるみだけかと思ってました。



畳編みなどの幅広の蔓で編んだものやみだれ編みの場合

十把一絡げにしてしまいましたが、この括りは相場観が無いのです。
要はそれぞれ作品毎の魅力によるものが大きいですね。
なんともわかったようなわからないような煮え切らない話しになってしまいましたが、
それでも次のように言えます。

価格帯はミドルクラスが多いですね。馬鹿高くもなければ安いわけでも無い。
でも幅広の場合は何が凄いって、とっても迫力のある色艶が出るところです。
枝の節穴の部分を意識的に使ったり、変化も結構あり存在感が半端なく出ます。
その反面隙間はかなり多めですね。個性も出しやすいと思います。

みだれ編みの場合は誰にでも編めるという訳ではありません。
普通堅くて超編みづらい山葡萄の蔓は型になる木枠に底面を固定して、
その木型に沿って編んでいきます。最後に何パーツかに分かれている木型のピースを
少しずつ抜き取っていくという工程になるのですが、これだと編み方を教われば、
まあほとんどの人が出来るでしょう。
(山葡萄バッグとして売り物になるかは全く別問題ですが)
よく道の駅でビニールひもで編んだカラフルなかご売ってますよね。

でも、みだれ編みはそうはいきません。決まった編み方がなく型も工夫が必要で
(型を使わない人もいる)最後にはバッグのカタチにしなければなりません。
これを作る作り手は「職人」さんではなく「作家」さんと呼び方が変わる場合が
多いデスネ・・・

つまり感性の世界です。なので選ぶのも難しいです。
私は一度だけ、作家さんの展示会を見に来たマダム(のオーラがでていた)が持っていた
見事なみだれ編みを見て衝撃を受けた事があります。一言で言うと「すっごい高そうな
バッグだ・・・」です。思わずジッと見入ってしまったので、マダムはさぞ気味が悪かった
事でしょう。それくらいの作品でした。でもそれ以降そんなみだれ編みには出会っていません。

結局何が言いたいかというと、ある程度基本を押さえていろいろ見て目を肥やしたら、
(もちろん簡単ではありませんが)その先は「カン」です。ビビッとくるか電気が走るか、
急にどきどきしてきたり・・・そんなワクワクする出会いを大事にして選んだ一品、
それこそが本当の一生ものであると思うのです。



あーなんか良い事言ったような?今回もだらだらと長くてくどかったような・・・


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